技術用語集

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それぞれの工程の詳細やご質問等、お気軽にお問い合わせください。

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エッチング加工工程

前処理(材料洗浄)

材料の表面を清浄し、整える工程です。金属表面に付着した油脂や酸化物は、仕上がりにムラを引き起こします。
ゆえに、前処理はエッチングの加工精度を高く保つために重要です。弊社では自動前処理機を使用し、脱脂液による脱脂・水洗・乾燥を一貫して行っております。細部までの脱脂が必要な場合等、その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

コーティング

耐食性をもつフォトレジストを、材料の表面全体に塗布する工程です。通常、プリベーキングの後、液状のものを塗布する方法が用いられます。弊社では、より均一に密着させる技術を採用しておりますが、その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

露光

コーティングされたフォトレジストに、光を照射する工程です。フォトマスクの上から露光をすることで、製品のパターンが材料に転写されます。弊社においては塵埃の付着を防ぐため、作業は全てクリーンルームで行っております。また、最大露光可能サイズは500x2,000mmであり、自動露光機による量産対応も可能(サイズについては要相談)ですが、その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

現像

露光後の材料表面に残った不要なレジスト部分を溶解除去する工程です。ネガタイプレジストを使用した場合は露光部分が、ポジタイプを用いた場合は露光されていない部分が画像として残ります。弊社では現像機にて現像液をスプレー噴射、その後に水洗・熱処理(ポストベーキング)を行っています。現像後に加熱をすることで、レジスト部分を硬化させ、エッチング液に対しての耐久性を持たせます。
その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

フォトエッチング

エッチング液をスプレーで材料に噴射し、金属露出部分を除去する工程です。露光・現像工程で残ったレジスト部分が、実際の製品部分となります。弊社で使用しているエッチングマシンでは、スプレーエッチングから水洗・乾燥まで一貫して行っております。弊社では、特殊エッチング液を用いる等、サイドエッチの減少やハーフエッチングの深さの均一性を担保することが可能です。
その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

剥離

エッチング加工後、材料に付着したフォトレジストを除去する工程です。剥離液に材料を浸漬、または剥離液をスプレー噴射して除去します。剥離後は、十分に水洗・乾燥させることで、清潔な金属表面を保ちます。剥離に限らず、いずれの工程でも処理後の水洗・乾燥は非常に重要です。
その他詳細やご質問等はご連絡下さい。

エッチング加工技術

ウェットエッチング

エッチング方法には大きく分けて「ウェットエッチング」と「ドライエッチング」の2種類があります。ウェット法は液体(エッチング液)を用い、ドライ法は気体(エッチングガス)を用いて行います。弊社が行っているのはウェットエッチング加工のみですが、ドライ法に比べて安価に大量の金属板を扱うことが出来る、という利点があります。

両面/片面/ハーフエッチング(段彫り)

両面エッチングとは、両面からエッチング液を浸食させて材料を貫通する一般的な方法です。片面エッチングは、材料の片側から、両面エッチングと同様、材料を貫通するまでエッチング液を侵食させるやり方です。また、それぞれの面のエッチングバランスを制御して加工するのがハーフエッチング(段彫り)です。バランスを微調整することによって、弊社では5段までの段彫り加工も可能です。

チタンエッチング

チタンは、比重が鉄の60%と軽い割に強度がある他、腐食に強く、錆びない耐腐食性のある金属であり、医療分野や自動車関連等での需要拡大が見込まれている金属です。一般的には、耐腐食性のあるチタンを加工するのは困難であり、通常ウォータージェットやワイヤーカットといった方法が用いられますが、弊社では特殊なエッチング液を用いることでチタンエッチング加工も行っております。

サイドエッチ

主にウェットエッチング加工において起こる特有の現象です。スプレーで上下からエッチング液を噴射し、貫通させる場合、深さ方向へエッチングされるのと同時に、横方向にもエッチングされていきます。平行方向にエッチングが進んだ量をサイドエッチと呼びます。

エッチングファクター(補正値)

サイドエッチの程度を表す値です。深さ方向へのエッチング量をD、横方向へのエッチング量(サイドエッチ)の片側あたりの量をRとするとD/Rで表されます。通常は1.5~3.5ほどで、この値が大きいほど精度の高いエッチングが行われているということになります。エッチングファクターは素材やエッチング液の種類、条件などで異なります。

スプレーエッチング

エッチング液を噴霧状に材料面に吹き付けて行うエッチングの方法です。エッチングマシンのノズルから材料の両面または片面にエッチング液を噴射します。多量の材料を連続して扱うことが出来、エッチングの進みにばらつきが少ないことが特徴です。

その他加工技術

拡散接合

拡散接合は、金属同士を加圧・加熱することで接着する技術です。そのため、材料を溶かすことも接着剤を用いることもなく接着が出来ます。微細加工された薄板を圧着することで、エッチングの弱点である厚板の製品を加工することが出来る以上に、通常の機械加工(ワイヤーカットやレーザー加工等)では加工困難なパターンの加工も可能です。平坦度が出、隙間が出来ないのが特徴ですので、封止することで流路等の製造も可能です。商品例としては、各種治具や熱交換器、厚板のメッシュ、吸着板等がありますが、設計の自由度が高い等こともあり、詳細については具体的な図面を用いてご相談させて頂きます。

エレクトロフォーミング

ニッケルメッキによって金属薄板を、高い精度で加工(最終商品はニッケルとなります)する方法のことです。エンコーダ等の立体的な部品もこの技術を用いて製造可能です。

レーザーカット

レーザー光を直接材料に当てて溶融させ、切断する方法です。 使用できる材料が多岐にわたり、厚い板でも可、更に高精度で素早く仕上げることが出来ます。切断カーフが小さいことも特徴です。

ワイヤーカット

真鍮などの細いワイヤー線を電極として電流を流し、平板を切断する加工です。糸のこぎりと同様の動きで、金属平板を切断します。刃物で切削するわけではないので、精度が出しやすいのが特徴です。

スポット溶接(レーザー等)

スポット溶接は、2枚の金属を圧着する加工です。通常、電流を流しその抵抗熱で溶接します。レーザーでのスポット溶接は、レーザーを一点に集中させる方法なので、周囲への熱影響が少ないのが利点です。

曲げ加工

エッチング加工は平板に対して行いますので、立体的な形状を作るには不向きです。立体的な製品を作る場合は、エッチング後に圧力を加えて加工・成形することがあります。これを曲げ加工と呼びます。

テーパー加工

旋盤などによって金属を切削し、傾斜をつける加工です。これによって、材料は円錐状になります。テーパーとは、「次第に先が細くなること」という意味です。

表面処理加工

1. 鏡面加工

表面を研磨して鏡面状にする加工です。エッチングにおいては、あらかじめ鏡面加工された平板の材料を用います。弊社では、鏡面材を使った製品も承っております。

2. メッキ加工(含む、黒処理)

材料の表面上をうすい金属膜で覆う表面加工方法です。エッチング加工後にもメッキ加工をする場合があります。弊社では各種金属の全面メッキ/部分メッキを行っている他、光の反射を抑える為の黒メッキにも対応することが出来ます。メッキ可能な金属等の詳細については別途ご相談させて頂きます。

3.塗装

メッキが金属膜を金属表面につけるのに対して、塗装は塗料で表面を覆います。防腐・装飾効果等が目的となります。

4.面粗し(ブラスト)

粒状のブラスト材料を金属表面に吹き付ける加工技術です。下地処理のために用いるのが主です。ブラストによる面粗しは、表面をクリーニングし塗装ののりをよくする効果があります。更に、面粗し後の金属表面は梨地と呼ばれ、装飾としての用途もあります。

5.アフターエッチング(面取り等)

全ての工程が終了した後、最後にもう一度エッチングを行う場合があります。これをアフターエッチングと呼びます。加工穴のテーパー部分を削って滑らかにするなど、面取りのために行います。

6.電解研磨

金属表面を研磨することで滑らかにし、光沢をもたせる処理です。電解研磨液に金属を浸漬し、電流を流します。物理的に研磨するわけではないので、焼けや汚れ、油が残りません。従って、加工後の金属表面が非常にクリーンなのが特徴です。

その他

ブリッジ(つなぎ)

エッチング加工では、製品の用途や後加工を考慮し、支障のない箇所につなぎをつける必要があります。このつなぎをブリッジと呼びます。弊社では、製品から突起する凸ブリッジ、製品部分に切り欠きを入れる凹ブリッジ、そして、凸凹各ブリッジにハーフエッチングを入れるものの4種類をお選びいただけます。

フォトマスク/ガラスマスク

光を透過する基板上に、遮光物質の薄膜によってパターンを形成したものがフォトマスクです。露光によって金属表面のフォトレジスト層にパターンを転移するのに用います。弊社では、ポリエステルのフィルムマスク(所謂、エマルジョンマスク)、場合によりガラスマスクを使用しております。主にフィルムマスクを使用することで、試作最短2日という短納期を実現しております。

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